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4%ルールについて①

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こんにちは!あざらしです。
本日は、次回との2回に分けて「4%ルール」についてお話しできれば思います!

本日のトピック
  • 4%ルールについて①
4%ルールについて①

先日下記の記事で「4%ルール」について触れさせていただきました。でも、そもそもなぜ4%なのか疑問に思われた方も多いかと思います。4%の根拠は一体何なのでしょうか?

その根拠は米国の長期運用実績によります。米国の長期的な運用実績を見てみると株式の平均リターンは7%、債券の平均リターンは4%となります。
株式と債権を50%ずつ持ったとするとポートフォリオの加重平均は5.5%となります。ここに米国の平均インフレ率1.5%(通貨の減価)を差し引いて、5.5-1.5=4.0%となります。これが4%ルールでいう4%の根拠です。すなわち米国で長期的に投資をした際に平均的に獲得できる利回りと言えるかと思います。

この平均的なリターンを持って、資産がどれほど長持ちするのかを検証したものがトリニティスタディと呼ばれる研究です。
この研究では株式、債権ともに50%ずつの割合で資産を保有した場合、4%ずつ定額で資産を取り崩して生活をしても、30年後には97%の確率で資産が残っていることを検証しました。なお、最も成績がよかったのは、株式割合が75%の場合で、なんと100%の確率で資産が残っており、平均で保有資産が9倍にもなるとの結果が出ています。

これは長期的なトレンドで米国の株式が右肩上りに成長しており、その恩恵を受けているという点が大きいと思われます。当然、これからも同じトレンドが継続するとは限りませんが、先進国の中で唯一人口が増加している国でもありますので、まだ経済成長の余地があるとは言えるでしょう。

FIREに向けては保有資産から生活費を捻出しますが、取り崩し率の参考として非常に有効な研究が4%ルールなのです。

以上、本日は4%ルールについて書かせていただきました。
次回も引き続き4%ルールについて記載させていただければと思います。

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